ある日、幻想郷に突如として巨大な地下迷宮が出現した。
いつもの異変かと楽観視していた人々や妖怪達だったが、
迷宮の中にお宝があるという噂が流れ出すと、人々はこぞって迷宮へ乗り込んでいくようになった。
しかし迷宮に挑んだ者達は誰一人として戻る事はなく、やがて誰もそこへ近寄ることはなくなっていた。
──それははるか昔、博麗の巫女や妖怪の賢者達の手によって地下深く封印された、悪しき心を持つ魔物達の巣窟だった。
魔物達は復讐を果たし、幻想郷を我が物とすべく迷宮を作り上げ、復讐を果たさんとしていた。
──やがて、誰も立ち入る事のなくなった迷宮に挑む者達が現れる。
人々を助けるため、あるいは迷宮を突破し財宝を手に入れるため、少女達は迷宮へと挑む。
──それが自分達の最後の戦いになるという事も知らないで。